アイアンマンを演じた映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」が大ヒット公開中の米俳優ロバート・ダウニー・Jr(54)に早くも来年のオスカー候補入りを期待する声が上がっている。

「アイアンマン」(08年)から10年以上に渡って同役を演じ続けてきたダウニー・Jrは、「アベンジャーズ」シリーズ最終章となる本作が最後のアイアンマン役となるが、これまでの功績をたたえてアカデミー賞主演男優賞の候補入りを後押しする声が業界内外から上がっている。最終作は世界興行収入が公開からわずか5日間で10億ドルを突破するなど歴代興行収入で数々の記録を打ち出しており、これまでマーベルシリーズを先導してきたダウニー・Jrの存在は大きい。「アイアンマン」で俳優として大復活を果たしたダウニー・Jrは、チャーリー・チャプリンを演じた「チャーリー」(92年)と「トロピック・サンダー史上最低の作戦」(08年)でそれぞれ主演男優賞と助演男優賞にノミネートされており、本人も過去のインタビューで「いつか分からないがオスカーを手にすると思う」と語っていただけに、アメコミヒーローとして初のオスカーを手にすることが期待されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)