俳優窪田正孝(31)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の4月29日放送の第4話視聴率が9・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、6日放送第5話が10・8%と7日、分かった。

初回から12・7、12・3、11・5%だった。

窪田が演じる五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国して、本田翼(26)が演じるヒロインの甘春杏(あまかす・あん)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始める。杏は、甘春総合病院の前院長の娘。父が愛した病院を守りたいと思っている。患者を常に助けたいと思っているが、病院側の人間として、患者よりも病院のルールや効率を優先してしまうこともある。医師免許を持たない放射線技師を見下していた杏だが、唯織との出会いで変わっていく。

第4話は、甘春総合病院にロックバンドでギターを弾いている大学生・坂元美月がやってくる。美月は、右肩の痛みを訴えていたが、検査をしてもその原因は特定できなかった。それを受け、整形外科の辻村(鈴木伸之)は、しばらく様子を見ると美月に伝える。

診察を終え、慌ててバンドの練習に向かおうとした美月は、大好きな仲間たちと行う最後のライブを成功させたいと願っていた。

第5話で、新人放射線技師の裕乃(広瀬アリス)は先輩の威能圭(丸山智己)が遺体画像を見ていたことに驚く。威能はCTやMRIを使って遺体の死因を究明するオートプシー・イメージング、通称「Ai」と呼ばれる死亡時画像診断のスペシャリストだった。

そんな折、ラジエーションハウスに、公園で倒れているところを発見され、その後死亡が確認された美しい顔の少年・藤本直樹(南出凌嘉)のAi依頼が届いた。だが、直樹の父母、勝彦(三浦誠己)と歩美(森脇英理子)は、説得にも耳を貸さずAiをかたくなに拒否。周囲は虐待死を隠匿するためだと疑い始めた。