福山雅治(50)主演のTBS系ドラマ「集団左遷!!」(日曜午後9時)の第2話(4月28日放送)と第3話(5日放送)の平均視聴率が8・9%、10・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。

同ドラマは、50歳を目前に廃店が決まっている銀行支店の福山演じる支店長・片岡洋がリストラ寸前の行員たちと協力して大逆転に挑むというストーリー。福山は「組織人の葛藤や友情、家族愛を明るく描きつつ、笑えて泣ける。でも、深く納得できる作品だと思います」とPRしている。

第1話の視聴率は13・8%だった。

第2話の内容は、「半年で融資額プラス100億円を達成したら蒲田支店の廃店を撤回してほしい」と、無謀にも横山常務(三上博史)に直訴した片岡(福山雅治)。そのことを部下たちに伝えるが、案の定、副支店長の真山(香川照之)たちからは猛反発される。それでも頑張るしかない、と頭を下げる片岡。そんな折、横溝(迫田孝也)から「町田エネラル」から5000万円の融資の相談を受けたとの報告が。片岡はさっそく横溝と町田社長の元へあいさつに向かった。

一方、第3話の内容は、突然、片岡ら蒲田支店の面々の前に姿を現した横山常務。1カ月でプラス7億円という結果を出した彼らに横山は「大いに期待しています」と言って去っていく。 そんな中、滝川(神木隆之介)は横山と初対面であるはずの真山の態度に疑問を抱く。

すっかり息巻く片岡だが、突然、支店統括部の宿利部長(酒向芳)から廃店が決まった小平支店の残務整理に人員を回してほしいと命じられる。この大切な時期にと困惑する中、滝川はやたらと本部の肩を持つ真山に、彼が本部のスパイではないかと疑いの目を向ける。

そんな中、大口の顧客で真山の担当である「田口るみビューティーサロン」の田口るみ社長が夫・孝一とともに30億円もの融資の相談に蒲田支店を訪れて来る。決まれば廃店回避へと大きく前進するとあって色めき立つ片岡だった。