女優芦田愛菜(14)が9日、都内で主人公の声を担当したアニメ映画「海獣の子供」(渡辺歩監督、6月7日公開)の完成報告会見に出席した。14歳の主人公の少女・琉花とジュゴンに育てられた兄弟の、夏の日の出会いを描く。

芦田は「映像がとてもきれい。水の表現がきれいでダイナミック。水がまるで生きているみたいでした」。物語を振り返って「いろいろ考えさせられました」。田中泯(74)が声を担当した海洋学者ジムのセリフに感銘を受けた。「『人間は言葉にしないと、思っていることの半分も伝えられない』。その言葉が好き、印象的でした。そして、この世の中には、言葉で表現できないこともある」と振り返った。