中山麻聖(30)石田法詞(29)がダブル主演する映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」の初日舞台あいさつが10日、都内で行われた。

主演の2人はこの日まで、PRで日本全国を回った。中山は石田について「ずっと一緒に地方を回った。いつも隣にいる人。1日だけ別行動の日は、寂しかった」。石田は「麻聖君がいないと緊張する。この人でよかった」とラブラブ? なところを見せた。

これが2作目の監督作品で、自らも出演した水谷豊(66)は「2017年の春に企画が始まりました。18年の春に神戸でほとんどのシーンを撮りました。2019年、令和を迎え、今日公開ということで感慨深いし、ホッとしています。キャスト、スタッフみんなで作った作品はわが子のよう。初日というのはわが子を旅に出すようなもの。出来がいいのか、悪いのか分からないけど、出来が悪い子ほどかわいい。身の丈にあった旅をして欲しい」と話した。

水谷の妻を演じた檀ふみ(64)は「すごく若い頃に共演した水谷豊さんが立派な! 監督になられて。ぜひご覧ください。水谷監督がすごくエネルギッシュであることと、若い人たちがすごく仲良しでうらやましかったです」。中山の妻役の小林涼子(29は)「短いシーンではあったけど、檀さんとご一緒して、ダラッとしたところを見たことなかった。檀さんみたいに優雅になりたい」と話した。

岸部一徳(72)は「撮ったのは1年前ですが、映画というのは公開されて本当に完成する。水谷さんがこの先も映画を撮っていくなら、人それぞれに日常に魂があることを、映画を通して届けて欲しい。それは水谷さんしかできない。ぜひ、形にして欲しい」とエールを送った。