俳優大泉洋(46)が10日、都内で行われた「第27回橋田賞」の表彰式に出席し、爆笑を誘った。

脚本家橋田寿賀子さん(94)が理事長を務める橋田文化財団が、番組や人を顕彰する賞。対象は昨年度で、大泉はTBSドラマ「あにいもうと」(昨年6月放送)の演技が評価された。

ただ、橋田さんが「『あにいもうと』はクルーズに行っておりまして拝見できなかったんですけど」と言うと、大泉は驚いた様子で「見てないんですか? これ(賞)は誰から頂いたんですか?」と返し、会場は爆笑。橋田さんも「選考委員が選んでます」と笑った。

大泉は“無双”状態。脚本家で映画監督の山田洋次氏(87)についても「お芝居を付けていただいたら、前の日のリハーサルと全然違う段取りだったもんですから、我々もどっちを聞いていいかわからなくて」と苦笑い。「隣に(演出の)清弘(誠)監督がピタリとくっついて、山田氏が『あなたはもう気持ちは泣いているんだ!』と言うと、清弘監督が『でも泣かないでください!』と言う、なかなか激しい現場でした」としつつ、「至福の時間でした」と振り返った。

また大泉は「妹役の宮崎あおいさんとの撮影だったわけですけど、あるリハーサルの日に、プロデューサーの石井ふく子先生に呼び出されまして。『ひょっとして宮崎さんがどうしてもオレとはできない』と断ってくるんじゃないかと思っていたら、ご懐妊だ、という話を聞いて」と明かし、「大げんかするシーンがあったんです。本気で戦うと危ないから」と気遣ったことも明かした。

橋田大賞は該当なし。橋田賞の山田洋次氏(87)松坂慶子(66)内藤剛志(63)宮崎あおい(33)菅田将暉(26)TBS安住紳一郎アナウンサー(45)、新人賞の永野芽郁(19)も出席した。