女優須藤理彩(42)が11日、都内で、「第9回忘れられない看護エピソード」の表彰式に出席し、看護の日(5月12日)の認知度を高める「看護の日PR大使」に任命された。

須藤は「光栄です」とあいさつすると自身の看護師に関するエピソードを紹介。「初めての出産の時には看護師さんの言葉に勇気づけられました。親になったので頑張らなきゃという気合だけはあって、それが、ちぐはぐになった時、いっぱいいっぱいになって泣いたことがありました。その時、看護師さんが、頑張らなくていいと言ってくれたんです。肩の力が抜けてリラックスでき、人に頼ることも大事な時があると感じました」と語った。

16年10月には、ロックバンドBOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)のボーカルとして活躍した夫川島道行さん(享年47)を脳腫瘍で亡くしている。須藤は「主人が2年前に他界しましたが、入退院を繰り返していた人でしたので、その時の看護師さんには感謝と尊敬です。その働きぶりを見ると。ご苦労も多いと思いますが甘えてしまう存在です」と再び、看護師についての思いを語った。最後は「看護の方の存在は家族にとっても大きな力になる存在。誇りを持って仕事を頑張ってほしい。私も人に優しく思いやりを持ってすごしていきたい」語った。

須藤は一般募集した看護についての心温まる「忘れられない看護エピソード」の最優秀作品も朗読した。朗読後は感極まって涙を流す場面もあった。