首都圏の駅売店、コンビニエンスストアで販売する日刊スポーツの紙面限定で、4月から曜日ごとに異なるテーマを取り上げる連載が始まった。水曜日は「水曜日の女性アナ」と題し、女性アナウンサーのインタビューを掲載している。

15日から3週にわたり、テレビ朝日の森葉子アナウンサー(33)が登場する。仕事について真摯(しんし)に語るまじめな人柄が印象的だったが、ユニークな一面も見えた。

4月からフィールドリポーターを担当する「報道ステーション」について聞いた場面。森アナは、日本各地を飛び回り、時には深夜に及ぶこともあるリポーターの仕事について語った。

体調維持も大変だろうと思い、聞いてみると「不思議なんですけど、体調だけはいつも悪いので崩れないんですよね」と話す。

良くない状態が平常運転なので、そこまで気にならないらしい。果たして大丈夫なのかと突っ込んでみると、「常に悪いので、今がいいか悪いかがちょっと分からないんですよね。おなかが痛いとか、頭が痛いとか、だるいとか。仕事をしている時は調子が良くて、逆に。昔から不調だよね、という感じです」と、冷静に説明する。

生放送中に体調を崩した女性アナが途中退席し、それがネットニュースになることもあるが「あれは憧れます。私は絶対にないと思います。(仕事で)あっちこっち行って、みんなが心配しても、私はへっちゃらみたいな感じです」と笑った。総合すると、「体力には自信あり。でも体調は常に悪い」ということらしい。

「健康維持に努めています」「ジムに通っています」など一般的な答えとは違う、「体調はいつも悪い」という斜め上を行く回答は、“まじめだけどちょっとだけユニークな人”として私の中の森アナを印象づけた。【遠藤尚子】