人気映画「007」シリーズ最新作「ボンド25」の撮影中にジェームズ・ボンド役を演じる英俳優ダニエル・クレイグ(51)が足を負傷し、撮影が中断されていることが明らかになった。

「007 カジノ・ロワイヤル」(06年)からボンドを演じてきたクレイグにとって本作が最後の出演作で、先月25日にロケ地ジャマイカで盛大な製作発表が行われたばかりだった。

メディアによると、クレイグはスーツ姿で全力疾走をするシーンで滑って転倒し、その際に変な転び方をしてしまったために足首を痛め、激しい痛みを訴えて米国で専門医による検査を受けているという。けがの詳細は明らかにされていないが、今週から開始予定だった英国での撮影は延期された。クレイグは「カジノ・ロワイアル」の撮影でも顔面を強打している他、「007 慰めの報酬」(08年)では肩の筋断裂などの負傷があり、「007 スペクター」(15年)では膝関節を痛めるなど、過去4作品中3作品でけがに見舞われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)