歌手大月みやこ(73)が5日、東京・中野サンプラザで、歌手生活55周年記念コンサートを行った。

冒頭のあいさつで「振り返りますと、今日まで長い歌の道でした。時には強い風にあおられたり、また雨に打たれたり、そんな少し切ないと思ったこともあったかもしれません。でも、どんな時も歌えることの幸せを感じさせてくれる。たくさんの方々とのうれしい出会いに恵まれました」と約2200人のファンに感謝した。

ヒット曲「白い海峡」「女の港」や「さよならはダンスの後で」(倍賞千恵子)、「お嫁サンバ」(郷ひろみ)、「ジェラシー」(井上陽水)などのカバー曲も熱唱。さまざまな“大月ワールド”をちりばめて、55周年の集大成となる記念のステージにした。

途中、スペシャルゲストの布施明(71)が登場。赤いバラの花束をプレゼントして「私より1年先輩の大月さんは憧れでした。なによりも歌うときの立ち姿が業界で一番きれいです。そう思いますよね、皆さん!」と呼びかけて会場を沸かせた。