ミック・ジャガー(75)が、トロントのラジオ局Q107で心臓手術後初のインタビューに応じ、「調子はまあまあだよ。ここ数週間、リハーサルに励んでいて、今朝もジムへ行った。それから、バンドのメンバーとリハーサルに入ったんだ」と近況を明かした。

ローリング・ストーンズは今後のツアーのために新たなサプライズを模索しているようで、「ここ数年、そして今まで我々がやらなかったことに挑戦したい。人々はあまりにも過激なことは好きじゃないが、ちょっと変わったことが好きなんだ。100%変わったことは、欲しくないものなのさ」と語った。

ツアーに出るのは今でも好きだが、以前ほどではないというジャガーは、「1年中、ツアーをやったりはしない。若い頃はそれが当たり前だったけど。今は、年間3~4カ月の割合でツアーに出ていて、いいバランスだと思う」と語った。

ストーンズは今年3月、ジャガーの病気治療を理由に北米ツアーの延期を発表した。ジャガーは4月にニューヨーク市内の病院で心臓弁置換手術を受け、完全に回復。エネルギッシュなダンス練習中のビデオをツイッターで公開し、ファンを喜ばせている。

ストーンズは先月、北米ツアーの再開スケジュールを発表しており、北米ツアーは6月21日のシカゴ公演を皮切りに、8月31日にマイアミで幕を閉じる予定となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)