ニューヨーク市内のナイトクラブで女性の胸をつかんだと告発された米オスカー俳優キューバ・グッディング・ジュニア(51)が11日、行為について完全否定。同時に、13日にニューヨーク市警に自ら出頭し、逮捕される予定であると語った。

グッディングは11日夜、ロス市内で米情報サイトTMZに、「僕はシステムを信じてる。実際に何が起きたかわかるテープがあるし、それが一番大事なことだ」と語った。

同サイトによると、30歳の女性が9日夜9時ごろ、ミッドタウンのナイトクラブで泥酔状態だったグッディングに胸をつかまれたと告発。女性は10日午前1時ごろ、警察に通報した。

しかし、グッディングは友人らとクラブを訪れ、ファンと写真撮影をしたりしたが、女性の体を触るなどの行為は一切していないと主張。警察で証拠となる現場のビデオテープを見せるつもりだという。

グッディングは1988年に映画界にデビュー以来、「ア・フュー・グッドメン」「恋愛小説家」など数々の作品に出演。1996年の映画「ザ・エージェント」でアカデミー助演男優賞を受賞している。(ニューヨーク=鹿目直子)