コカインを摂取したとして、麻薬取締法違反の罪に問われたミュージシャンで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)が18日、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡された。初公判は今月5日に行われ、検察側は懲役1年6カ月を求刑していた。

判決後、瀧被告の担当弁護士が取材に応じた。判決を受けて「妥当だと思います。控訴はしません」と話した。同被告の今後については「治療に専念する。まだ(全25回ある)プログラムが19回残っている。(プログラムが進むのは)週に1回くらいなので、あと5カ月くらいは治療を続ける」と答えた。今後の芸能活動については「まだ白紙じゃないですか」とし、具体的なイベント出演などの予定については「マネジャーじゃないので、分かりません」と答えた。会見は予定していないが、瀧被告のコメントを発表するという。

また、判決を受けた同被告の様子を聞かれ、「厳粛に受け止めている。特に裁判長のコメントは、胸に響いたんじゃないかな、と思います。かみしめます、と言っていました」と明かした。

起訴状によると、同被告は3月12日ごろ、東京都世田谷区のマンションで、コカイン若干量を吸引したとしている。