市川猿之助(43)主演・演出のスーパー歌舞伎2「ヤマトタケル」が20年夏に東京・新豊洲の360度回転する劇場「ステージアラウンド東京」で上演されることになり、20日、同所で会見を行った。

86年に叔父市川猿翁がスーパー歌舞伎として初演して大ヒットした「ヤマトタケル」をより進化させるもので、猿之助は「来年は東京五輪もあり、日本文化の力を世界の人に見てもらういい機会。『ヤマトタケル』は歌舞伎の歴史の中で記念碑的な作品。今回の公演が新たな1ページに加えられるように演じたい」。

中村隼人(25)とのダブルキャストで、猿之助は演出も手掛ける。「客席の頭上を宙乗りで飛んでみたい。世界を意識して視覚効果、体感も重視したい。画期的な芝居になる。小学生の時に初めて見た時のワクワクした興奮を大事にしたい」と話した。