井手麻渡(29)渡辺大(34)が22日、都内で、映画「ある町の高い煙突」(松村克弥監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

映画初主演の井手は、同作にも出演する仲代達矢(86)が主宰する「無名塾」所属の俳優。井手は仲代との映画での共演について「普段は一緒に稽古や芝居をしていますが、外で役者として共演する機会をいただいて感謝しています」とし、「『よく頑張った』とほめていただきました」と明かした。

一方、渡辺は上司役の吉川晃司(53)を説得するシーンがあり、「ぶつかっていく中で、吉川さんがひと言ふた言で全部持っていくのはずるいなと(笑い)。でも、それだけで持っていく吉川さんはすごいなと思った」と振り返った。

同映画は、明治時代末期から大正時代にかけて、茨城・日立鉱山の亜硫酸ガスによる煙害に対して、当時世界一となる大煙突を建設した人々の姿を描いた新田次郎原作の実話の映画化作品。この日は他に、小島梨里杏(25)城之内正明(43)も登壇した。