舞台「桃山ビート・トライブ~再び、傾かん~」の東京公演が、21日に東京・EXシアター六本木で始まりました。

ジャニーズJr.内ユニット、宇宙Sixの山本亮太と原嘉孝のダブル主演作として話題を呼んでますが、踊り子役の水野絵梨奈(26)もすごいんです。

舞台時間は休憩15分を含む2時間45分。水野は「約40分がパフォーマンス」と言っていました。パフォーマンス、すなわち踊っているわけです。最終盤の処刑場のシーンでは10分以上も踊り続けます。単なるダンスではなく、鬼気迫る表情で、内面からマグマのように噴き出す感情をぶつけるように一心不乱に舞います。この激しいダンスシーンについて「フラフラになっているのは80%がリアルです」と話していました。

山本は、水野について「ステージ袖だと笑顔でいるのに、シーンに入ると別人のようになる」と言っています。まさに憑依(ひょうい)という表現がピッタリです。

13年にリーダーを務めていた「Flower」と「E-girls」を脱退。「自分自身の表現への可能性に挑戦し、『水野絵梨奈』という1人の表現者として生きていきたいという想いが強くなりました」と説明していました。あれから約6年。この舞台になくてはならない唯一無二の「表現者」として、ステージで輝いていました。