嵐の櫻井翔(37)が15日、キャスターを務める日本テレビ系「news zero」に出演し、9日に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)についてあらためて語った。

12日に都内で行われたジャニー氏の家族葬には「仕事の都合で間に合わなかったんですけど、その後先輩方や後輩たちと社長の最期を見送ることはできました」と話した。

「自分にとってどういう人かなというと、その時描いていた未来を変えてもらった人だと思っています」とし、「明確に2つのタイミングがあって、1つは13歳の時。95年10月22日、日曜日だったと思いますが、オーディション会場で100人近く人がいましたが、パイプ椅子を並べ終わってグレーの服を着た男性が振り返って、『私がジャニーです』って。私は1人だったのでぽかーんとしていましたが、まわりの親御さんとかは「うえ~」とざわついていました。結果として、その時の100人近い中から私を見つけてもらったのが、この世界に身を置く最初のきっかけなんです」と語った。

また、「もう1つは99年、高校3年生の6月ころ、下北沢の駅に向かって歩いている時でしたが、携帯電話がなって、『YOU、ワールドカップバレーのイメージキャラクター、やらない?』といわれて。その時期間限定ユニットかと思っていたので『じゃあ』みたいな。結果その電話から20年たって、まさに今ここに立っています」と続けた。

ジャニー喜多川社長をあらためて「本当に未来を変えてもらった、人生を変えてもらった人なんです。本当に感謝の思いでいっぱいです」と語った。

家族葬については、「みんな悲しさ寂しさはあるけど、場の空気としては朗らかな会で最後に社長がみんなが集まって話せるシチュエーションを作ってくれたとあらためて思います」と話した。