落語家三遊亭円楽(69)が脳に腫瘍が見つかったため、8月上旬まで療養することが19日、分かった。所属する「オフィスまめかな」が公表した。

関係者によると、円楽は1カ月ほど前から、気分の落ち込みなどの自覚症状があったという。周囲の勧めもあって、18日に医療機関で受診したところ、脳に腫瘍が発見されたという。部位が脳であることから、主治医の判断で、そのまま入院。3週間程度、検査と治療のための入院および療養を行うことになった。

「まめかな」は、入院中の円楽について、「本人は、日常生活はこれまでとまったく変わらず行える状況ですので、今回も早期発見ということで、前向きに治療に取り組む所存です」と説明。8月上旬まで入っている仕事はすべてキャンセルした。その後の復帰については「治療の状況をみて検討、判断させていただきます」としている。レギュラー出演する日本テレビ系「笑点」は、21日放送分は収録を終えているが、28日以降は検討中という。

円楽は昨年9月に初期の肺がんを患ったことを公表。手術や治療のため入院したが、同10月中旬に復帰している。

◆三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく)1950年(昭25)2月8日、東京都生まれ。青学大在学中の70年に5代目三遊亭円楽のもとに入門し、楽太郎を名乗る。81年に真打ちに昇進し、師匠の死後、10年に6代目円楽を襲名した。「笑点」は77年からレギュラー出演。