詐欺グループ相手の闇営業問題で吉本興業から契約解除されたお笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が20日、都内で会見を開き、同社への不信感と幹部から圧力を受けていたことを暴露した。今後契約解消が検討されているロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)とともに、詐欺被害者に謝罪した。

宮迫は、東京進出を先に成功させ、導いてくれた松本人志(55)から、初動の虚偽発言をただせと言われた助言を「受け止められませんでした」と、先輩に謝罪した。宮迫は、ギャラと打ち上げ代支払いで相殺されているとした「最初の段階での自分勝手な解釈」から、亮の指摘で金銭授受を認知した。その際、松本に連絡をし「全員がいくらもらったか、細かいことを言った方がいい」とアドバイスされたという。ところが「とんでもなく甘く考えていた」ため、助言を実行しなかった。さらに謹慎発表後、共演番組もある松本は「休んでいる間(宮迫の出演番組に)『ノーギャラでも出たる』と、優しい言葉をかけてくれた」と告白。先輩の思いをほごにし、痛恨の涙をこぼした。