女優芦田愛菜(15)が、初の著書「まなの本棚」(小学館)を今月18日に発売した。発売前の取材会で、芦田の読書愛に驚かされた。

今作では、幼少期から読んできた作品の中から約100作をピックアップして、影響を受けたり、心を動かされた体験などをつづっている。年間100冊を超える読書量を誇り、学校の期末テストを終えたばかりとあって「読みたい本がたまっているんです」と話すほどだ。

聞くと、物心ついた時からいつも近くに本があり、親には読み聞かせをしてもらっていたという。「私にとっては、歯磨きとかお風呂に入るのと同じくらい、日常の一部なんです」「小さい時は、図書館に住みたいくらいだった」など、取材中も次々と読書好きな一面が伝わってくるワードが飛び出した。

昨今は「活字離れ」と言われて久しく、新聞業界を含めて紙媒体も苦戦中だ。書籍の場合は電子書籍も主流になっているが、芦田は「電子書籍のいいところもたくさんあるんですけど、何というか本のにおいだとか、紙をめくる感じが好きなんです」と言った。中学生の言葉に、何だか勇気づけられたとともに、「まだまだ頑張らなければ」と気が引き締まった取材だった。