吉本興業をめぐる問題で、横山やすし・西川きよしのマネジャーを務め、80年代の漫才ブームを仕掛けた元吉本興業常務の木村政雄氏が23日、日刊スポーツの取材に応じ、「初動を誤ったのがすべて」との見解を示した。

本質は、会社に無断で営業に行き、その相手が反社会的勢力だったこと。さらに宮迫らは当初、報酬を否定し、虚偽の発言をしていたことで、金銭授受の事実が確認できた時点で「速やかに事実を明らかにし、会社として責任を十分にとっていれば、経営トップの責任問題へ本質がすり替わることはなかった」と見る。松本人志の行動で、社長が会見する異例の展開になったことについても「初動の誤りがすべて。後手、後手に回ってしまった」と指摘した。