極楽とんぼ加藤浩次(50)が23日午後9時47分頃、都内の自宅にタクシーで帰宅した。都内の所属吉本興業東京本部で、所属吉本興業の大崎洋会長(65)と会談を終えたとみられる。ただ、取材陣からの「どんなお話をされたんですか?」などの質問には無言を貫き、「明日(出演する)『スッキリ』で話されますか?」との質問には「はい」とだけ話して、自宅に入った。実際に大崎会長と会談したのか、またどのような結論に至ったかなどは分からなかった。

加藤はこの日午後5時すぎ、都内自宅を出た。その際、取材に応じ、大崎氏との面談について聞かれると「ちょっとどうなるか分からないですね。話してみてです」と神妙な面持ちで答えた。同午後5時48分ごろ、吉本興業東京本部にタクシーで到着。報道陣の問い掛けに無言で敷地内に入った。

加藤はこの日朝、メイン司会を務める日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜、午前8時)で、同社の大崎洋会長(65)と「今日の夕方に会う」と明かしていた。都内の同社前には一時約100人の報道陣ややじ馬らが集まり、加藤到着前には規制線が張られた。

加藤は前日22日の「スッキリ」で、闇営業問題に端を発した宮迫博之(49)と田村亮(47)の緊急会見を受け「(経営陣の)この体制が続くのなら会社を辞める」と怒りを爆発させていた。一方、岡本昭彦社長(52)の22日の会見では辞任を否定し、大崎会長、岡本社長ともに1年間50%の減俸処分と発表した。

加藤は今日23日の同番組で、岡本社長の会見を注視していたとし「見ていて、僕の気持ちは熱くならなかった。僕の言ったことは間違いじゃなかったと思った」と述べた。さらに「気持ちは決まっている」とも話し、退社の覚悟を決めている様子をうかがわせた。