闇営業で反社会的勢力の会合に出席して謝礼を受け取っていた、雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(47)が、犯罪被害者を支援する公益社団法人「全国被害者支援ネットワーク」にした寄付金を辞退されていたことが26日、明らかになった。

「全国被害者支援ネットワーク」広報担当者によると「ホームページを通じて寄付の申し込みをすると、自動的に振り込みができるようになっている。申し込んだ時に、こちらに報告が来るようにはなっているが、お金に色がついているわけではないので、どういうものか分からない。寄付金が反社会的団体から得たものかも知れないという疑念があるので辞退しました」と説明した。既に金は振り込まれていて、「返金の手続きをとっているが、相手の口座番号が分からないので、まだ完了していません」と話した。

先月、13日に吉本興業から宮迫は100万円、亮は50万円を反社会的団体の会合に出席して受け取っていたことが発表されている。宮迫と亮は、同額を吉本興業を通さずに寄付したという。

吉本興業では「本日、宮迫博之氏及び田村亮が自ら実施した寄付先から寄付金の受領を辞退する旨の報道がございました。当社では寄付の在り方について慎重に検討を続けておりその旨は2人にも説明しており、7月11日の面談の際にも、2人及び代理人弁護士に対して直接的に寄付されることについての懸念を説明した上で、当社を通じての寄付を提案しましたが、2人は当社の考えには賛成できないとのことで、自ら寄付先を選定し実行いたしました」と説明。

さらに、「当社では、関係各所からのアドバイスをいただき、2人とは別の団体様に事前に相談のうえで当社名義にて寄付を実行し、今月13日にその旨を公表させていただいております。2人にも代理人弁護士を通じて、寄付の実行について公表することを説明し承認得ておりました。経緯は以上のとおりです、2人からの寄付先様にご迷惑をおかけしてしまったこと、当社としても誠に遺憾に存じております」と説明した。