1日放送の沢口靖子(53)主演テレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の11回の平均視聴率が11・5%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

99年10月期にスタートした人気ドラマの最新シリーズ。開局60周年と番組の放送開始20周年を記念し、20年3月まで1年間通年放送される。今回から夏シーズンがスタートした。

第11話のゲストは峯村リエ、磯山さやか。京都・嵐山の「静嵐寺」で、「嵐徳寺」の住職・和田淳雄の遺体が発見される。静嵐寺は後継者の住職がいなかったため、師匠にあたる和田が時折静嵐寺を訪問していたという。また、遺体発見と同時に本堂に安置されていた市指定文化財の仏像がなくなっていることが発覚。被害者は仏像を狙った強盗犯と鉢合わせしてもみ合いになり、縁石に頭を打ち付けたものとみられた。

鑑定を始めた榊マリコ(沢口)らは、遺体からアウトドア用品に使われる緑色の繊維片を発見する。付近の防犯カメラから、緑の衣料品を身に付けた人物を検索する。

すると、緑のリュックを背負った怪しい男の存在が浮上。足取りを追ったところ、男は事件後京都観光の定番「保津川下り」に乗船したらしいことが分かる。マリコは観光客でにぎわう川下り船に乗り込み、男の痕跡を探る。

一方、土門刑事(内藤)は静嵐寺の檀家(だんか)5人組が被害者ともめていたことを突き止める。被害者の妻・芽衣子(磯山)はそのうちの1人、久野幸子(峯村)から事件当日の朝電話があったと証言する。