倖田来未(36)が7月10日、神宮外苑花火大会(日刊スポーツ新聞社など主催)に出演し、取材した。

気温30度を超える暑さの中、午後2時すぎに行われた会場でのリハーサルも念入りに行っていた。特に会場に映し出されるビジョンのカメラ位置の確認や、ステージの両端にどこまで行けるかなど、より観客に伝える部分を入念にチェックしている姿が印象的だった。

迎えた本番も、胸元が開いたシャツにショートパンツという“らしさ”全開の衣装で登場。会場には倖田ファンはもちろん、他の出演アーティストのファンも大勢いる中、「やっぱりちょっと怖い(感じ)です?」と自分を指さしながら自虐的なMCも行った。歌やダンスはもちろんだが、短い時間の中で、観客を楽しませようとする姿勢に好感を持った。

倖田の神宮花火出演は、08年以来、2度目だった。聞くと、花火をじっくり見るのもそれ以来だという。それもそのはず、毎年夏は、所属するエイベックスが主催の音楽フェス「a-nation」をはじめ、イベントや自身のツアーなどがめじろ押し。08年当時はまだ結婚、出産前だったが「子どもと一緒に夏休みっぽいこともなかなかしてやれないので、今回出演して歌えるのはもちろんなんですけど、花火も見られるので本当にうれしかったんです」と話してくれた。

この日は夫や息子も会場を訪れており、一緒に花火を楽しんだ。見た目はちょっと怖い? イメージもあるが、ファン思い、家族思いの一面をかいま見て、こちらがほっこりとしてしまった。【大友陽平】