女優杏(33)が4年ぶりに主演する日本テレビ系連続ドラマ「偽装不倫」(水曜午後10時)の14日放送の第6話の平均視聴率が、9・3%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話の平均視聴率は10・1%、第2話は11・2%、第3話は9・0%、第4話は9・8%、第5話は9・4%で、前話から0・1ポイントダウンした。

杏演じる32歳の独身女性、濱鐘子が、婚活に別れを告げる旅行の機内で年下のイケメン伴野丈(宮沢氷魚)と出会い、思わず既婚と偽ったことから“偽装不倫”の恋に落ちるストーリー。鐘子の姉吉沢葉子を仲間由紀恵、その夫賢治を谷原章介、葉子と不倫関係になる年下の八神風太を瀬戸利樹が演じる。

第6話で、鐘子は、目の前で突然倒れた丈を病院に連れて行く。丈は意識を取り戻すが、脳腫瘍のことは明かさず、貧血とウソをつく。連絡を受けた丈の姉、灯里(MEGUMI)は、一目ぼれしていた丈の主治医・一ノ瀬(眞島秀和)と病院で再会する。

風太のボクシングの試合の日に賢治から温泉旅行に誘われた葉子は、観戦を断念。一方、帰宅した鐘子は、丈に電話で、未婚であることを告白しようとする。鐘子は「ダンナさんはいない」と伝えるが、丈は「仕事?」と、今いないことと勘違いし、「僕との遊びのせいで、幸せを壊せない」と一言。鐘子は「遊び」と言われショックを受けつつ、偽装不倫を続けるしかないと覚悟する。

葉子は風太に頼まれ電話で話すと、気持ちを抑えられず、旅行前に試合観戦に行くことに。賢治に、旅行前に仕事の呼び出しがあるとウソを付き、午後3時に品川集合にする。

灯里の店にお礼の食事に誘われた鐘子は、灯里から不倫を問い詰められたが否定。そこに客が一気に押し寄せたため、鐘子は店を手伝う。そんな鐘子に灯里も好印象を持ち始める。

風太は葉子の前で勝つが、ダメージが大きく、試合後に倒れこんでしまう。そんな風太を見た葉子は、仕事とウソを付き旅行をキャンセル。賢治は鐘子に、葉子の居場所を聞いてもらうよう頼む。

疑念を抱いた賢治は葉子の会社へ向かう。そこで会社に出勤している人間がいないことを知ってしまう。葉子は「鐘子といる」と再びウソをつくが、賢治の疑惑は深まっていった。その頃、風太から葉子に、丈も鐘子に指輪をプレゼントし、2人の左手薬指にはめる。丈は鐘子に「大好き。今だけは僕のものになって」と抱きしめる、という内容だった。