弊社の文化社会部に先日、2人の男性新人記者が配属になった。

はた目で見聞きする限り、電話や会話の受け答えも落ち着いた雰囲気で、取材でも早速成果を出している様子。自分の新人時代を想像すると、1年目の8月では右も左も分からず、電話する度にデスクや先輩に怒られていた記憶がある。それに比べ、頼もしい限りだ。

世間でも新入社員が研修を終え、本格的に社会に飛び出す時期かと思う。激戦を突破して入社したキー局のアナウンサーも、やはり優秀のようだ。日本テレビの夏のイベント「超☆汐留パラダイス」のステージイベントでは、「絵本専門士」の資格を持つ杉上佐智枝アナウンサー(41)が絵本を読み聞かせる横で、その内容に合わせて新人アナウンサー3人が特技を披露した。

河出奈都美アナ(23)は中学高校で6年経験したフルートを物語に合わせ演奏。大学以降ブランクがあるにもかかわらず、自作フレーズをノーミスで吹き切った。

杉原凜アナ(22)は、絵本に登場するタコやゴリラなどに合わせたイメージで、大学で経験したフラダンスを披露。酷暑の中、過酷な中腰スタイルで、キュートにそしてセクシーに踊り、観客の子どもたちもノリノリだった。

慶大準硬式野球部出身の大町怜央アナ(23)は、同局で中継するワールドカップを控えたラグビーの絵本に合わせ、本業ではないラグビーボールさばきを披露。ボールが弾みすぎてステージから落ちるハプニングも笑いに変え、堂々と乗り切った。

3人は読み聞かせでも、役に合わせた声色を使い、かむことなく読破。保育園などで研修を共にした杉上アナから「安心して見ていました」と合格点をもらっていた。

会場には早くも、大型カメラを手にした追っかけファンもちらほら。まだ露出機会の少ない3人のはずだが、そんなファンにも気後れせず満面の笑みで応え、度胸も座っているようだ。

絵本の読み聞かせイベントは、23日のステージでも再演予定。将来のエースとなるかもしれないアナウンサーの初々しくも堂々とした新人姿を見ておくのも、良いかもしれない。なお、同日は滝菜月アナもウクレレで参加予定といい、そちらも見どころだ。