唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、17日放送の第6話の平均視聴率が11・1%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%、3話は10・7%、4話は9・3%、5話は11・9%で、2ケタを維持した。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事、石川透をNEWS増田貴久、樋口同期の強行犯一係係長、沖原隆志を木村祐一、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署署長を小市慢太郎が演じる。第6話では、真犯人の「カチカチ野郎」こと本郷雫を伊勢谷友介が演じている。

第6話では、情報屋の情報を元に真犯人を追った樋口は、犯人の一味に襲撃される。そこで会ったあごを鳴らす男、上杉渉(手塚とおる)は、樋口に再開発地区で起きた、樋口の妻・未希殺しを告白する。ひかりは通報で聞こえた周囲のライブハウスの音を頼りに、監禁場所を推定。樋口は一味の手下を挑発し拘束を解くが、渉に銃を向けられる。樋口は渉と揉み合い、そこに沖原と透が駆けつける。渉は逃走。樋口は沖原に、犯人側と通じている疑惑を追及する。

その頃、本郷ホールディングス会長の本郷辰夫(伊武雅人)は、再開発地区のリゾート計画の記者会見中、継子の渉が指名手配になったことを伝えられる。一方、樋口らは、渉らが出入りするクラブに、沖原がいたことを突き止める。

情報屋の情報を元に、樋口は、沖原がハメられて犯人側と通じていたことを知る。樋口が問い詰めると、沖原は捜査妨害を認める。沖原はもう1人、警察と通じた真犯人がいることを伝える。沖原は「後始末は付ける。刑事やめる前に」と話す。

樋口の息子の大樹(鳥越壮真)の元にも襲撃犯が来るが、居合わせた透が間一髪で救う。その頃、沖原はクラブに渉が来ていることを突き止める。

沖原が渉を追い詰めたその時、本物の「カチカチ野郎」本郷雫(伊勢谷友介)が現れる。