TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)が、今年1月13日に特集して話題になった心臓病の拡張型心筋症を患う上原旺典(おうすけ)ちゃん(4)が、ニューヨークの病院で心臓移植手術を受けたことが分かった。米国での心臓移植手術費用寄付を呼びかけてきた支援団体「おうちゃんを救う会」が20日、公式ホームページで報告した。

「おうちゃんがドナーと巡り会うことができました。現地時間8月18日21時頃、ドクターからドナーが現れたことを伝えられ、その後、すぐに様々な検査を経て、19日未明より心臓移植手術が始まりました。そして、19日正午頃、手術が無事に終了しました」

その上で「おうちゃんの状態は安定しており、いただいた心臓は力強く鼓動しています。ただし、ここ2、3日はICUで慎重な経過観察が必要な状況です」と伝えている。

おうちゃんへの支援募金については、「サンデージャポン」の放送を受け、衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO社の前澤友作社長も反応。放送当日にツイッターで「この活動を多くの人に知ってもらえるよう、このツイートをRTしてください。僕の個人的な寄付に加え、みなさんのRT1件につき10円を付け加え寄付します。皆さんのRTパワーで寄付と情報拡散にご協力ください!」と呼び掛けた。放送6日後には、RT(リツイート)数が約51万に及ぶなどの反響を呼び、「救う会」も、目標額である3億5000万円にめどがついたと発表した。

現実に「救う会」が、5月29日に発表した中間会計報告では、3億5253万9030円の募金、寄付があったことを報告。おうちゃんは、手術を受けるために同月23日に渡米した。関係者によると、帰国は、現地での術後経過観察のため、約6カ月後になるという。