21日に放送された東山紀之(52)主演テレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の6回の平均視聴率が9・9%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は13・2%、第2話は13・1%、第3話は11・0%、第4話は11・4%、第5話は11・2%だった。

東山演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シリーズの第5弾。事件の複雑化を背景に、警視庁独自の部署として「専従捜査班」が発足。天樹は「刑事資料係」との兼任となり、仲間と難事件の捜査にあたる。共演は前シーズンに続き田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也。

第6話のゲストはとよた真帆、若柳琴子、加藤虎之介ほか。膝を抱えるようにして亡くなった男の遺体が発見され、専従捜査班の水田環(倉科)と青山新(塚本)が臨場する。遺体は過去に水田が苦い記憶を持つ事故の加害者・和田幸雄(加藤)だった。

和田は10年前、娘を乗せた車いすを押す竹沢茜(とよた)と衝突。茜の手を離れた車いすが坂道を下り、電柱に激突するという痛ましい事故を起こしていた。当時所轄署の地域課に配属されたばかりの環は初めての現場に足がすくみ、立ち尽くしていたところを上司に怒鳴られたのだった。

和田の司法解剖を担当した堂本俊太郎(北大路)によると、死因は後頭部を殴られたことによる脳挫傷で、別の場所で殺され、箱に詰め込まれて運ばれてきたようだった。聞き込みの結果、和田は評判の悪いフリーライターだったが、事故にあわせてしまった相手を定期的に見舞う誠実な一面も持ち合わせていた。

一方、和田の部屋を捜索していた天樹らはUSBを発見。その中には10年前の衝突事故についての取材メモも含まれていた。