俳優磯村勇斗(26)とアイドルグループ「GANG PARADE」(ギャンパレ)が25日、東京芸術劇場で、ダブル主演するミュージカル「プレイハウス」公開舞台稽古に出席した。

同作は劇団月刊「根本宗子」を主宰する根本宗子氏が作・演出を手がける初ミュージカル作品。磯村もギャンパレも初ミュージカル挑戦となる。磯村は歌舞伎町ナンバーワンホストの聖夜、ギャンパレはメンバー名でニュー風俗「プレイハウス」で働く風俗譲を演じる。

映像と舞台の違いについて磯村は「俳優として壁はないが、表現の仕方は変わるのかなと稽古をしていて感じています」と話した。だが「根本さんは心情を大切にしているので、気持ち的には変わらずできると思います」と語った。

また、「アイドルと一緒にお芝居をするということで実験的な空気があった」と話した。

根本氏は磯村について、「世間的に勢いのある俳優とできるのは刺激になります。思い切りがいい俳優さんで、そこが本作の魅力を助けてくれています」と話した。

ギャンパレは「みんなの遊び場」を掲げる異色の10人組アイドルグループ。根本氏は「みんな仲が良くて、バカみたいに体力がある。夏の舞台でだれも倒れることなく稽古をこなして、初日を迎えられたのは彼女たちでなければできなかった」と話した。

メンバーのココ・パーティン・ココは「事務所の恒例行事で100キロマラソンや200キロ駅伝をやっています。私とカミヤ(サキ)は単独で100キロ走っています。だから体力には自信あります」とアピールした。

異色の組み合わせともいえる。根本氏は「まとめようはしなかった。むしろそれも1つの狙いだったので、いい形になったと思います。私自身、久しぶりに初日を見るのが楽しみです」と話した。

同作は本日25日から9月1日まで東京芸術劇場プレイハウスで、9月28日には大阪・森ノ宮ピロティホールで公演される。