熱烈な阪神ファンで知られる俳優西田敏行(71)が30日、大阪市内で、鳥谷敬内野手(38)が29日に事実上の戦力外通告といえる“引退勧告”を受けたことに対し「阪神は何考えてんですかね。情のない!」と、怒りをあらわにした。

西田はこの日、大阪国際会議場で、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11時17分=関西地区)の1500回突破記念特番「グランドアカデミー賞」(9月27日放送分)を収録。番組には、阪神ファンが縁で、金本知憲前監督ら猛虎ゆかりの選手が多く出演してきた。

鳥谷選手の出演こそないものの、西田は「生え抜きのスター」として、とりわけ強い思いで応援してきただけに、戦力外報道への感想を問われると「それね、なんで? っていう風に思ってね! まだまだ鳥谷さん、やれますよっ! はい!」と身を乗り出すようにして話し始めた。

来季、鳥谷選手がタテジマのユニホームを脱ぎ、他チームで現役続行となる可能性にも触れ「むしろ、阪神が出ろって言うんだったら、出て、阪神をたたきにきてくださいよ。それぐらいの気持ちで(現役続行を)やってもらいたい。まだまだポテンシャルいっぱいありますから」とエールも送った。

また、4位に沈むチームの現況については「今年、一生懸命頑張ってるんですけど、どっか空回りしているのが見受けられますね。その…迷走しているというか。道が一直線に見えていない感じがします」。

矢野燿大監督の人間性にもほれ込んでいるだけに「大好きなんでね監督。なんとか、あの監督のうちに優勝してほしい」と願っていた。