唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、8月31日放送の第7話の平均視聴率が10・9%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%、3話は10・7%、4話は9・3%、5話は11・9%、第6話は11・1%だった。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事、石川透をNEWS増田貴久、樋口同期の強行犯一係係長、沖原隆志を木村祐一、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署署長を小市慢太郎が演じる。第6話では、真犯人の「カチカチ野郎」こと本郷雫を伊勢谷友介が演じていることが公開された。

第7話では、沖原が雫に殴り殺され、ひかりが遺体を発見する。その場から上杉渉(手塚とおる)と、本郷ホールディングス会長(伊武雅刀)と代表の雫らが立ち去っていたことも判明。一係は渉を容疑者として追うが、樋口は別の真犯人がいることに気付く。

そのころ、元路上生活者の高木道夫が雇用主の建設会社に「殺される」と恐れ、人質を取ったという通報が入る。樋口らが駆けつけ、人質を救出。だが樋口とひかりが高木に聞くと、DM建設の現場では作業者が何人も倒れるなどしていた他、渉の経営する人材派遣会社との黒いつながりも見えてきた。

さらに高木は、殺された樋口の妻、未希(菊池桃子)がソーシャルワーカーとして働いていた自立支援センターともつながりがあった。そこで渉の人材派遣会社を介した後に行方不明になった早川亮二という路上生活者と、未希が交際していたという情報が寄せられる。

疑心暗鬼に陥る樋口は、逃走中の上杉から、未希殺しの真犯人を教えると呼び出される。危険を感じながらも樋口が待ち合わせ場所に向かうと、上杉は殺されていた、という内容だった。