7月9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)のお別れ会が4日、東京ドームで執り行われ、多くの芸能界関係者が参列した。

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武田鉄矢(70)が参列後、取材に応じた。武田はジャニーズタレントが多数出演したドラマ「3年B組金八先生」シリーズに主演した。「ジャニーさんの息子たちを預かって、お礼を言わせていただきました」と話した。

ジャニー氏と直接初めて会話したのは、79年「3年B組-」第1シリーズで共演した近藤真彦の母の葬儀だったという。ジャニー氏から「私よりあなたが声をかけてあげた方が喜ぶと思います」と伝えられたといい、「そのマッチが代表としてあいさつをしていたので、不思議な縁を感じました」と感慨をにじませた。

プロデューサーとしてのジャニー氏の強みについては「決定的に違うのは、ジャニーさんは若者に資本を投下している。一世一代の懸ける思いがすごかった」と回想。また「クラーク博士の『少年よ大志を抱け』みたいに、『YOUやっちゃいなよ』っていう銅像を草原の上に立てたら指針になるんじゃないか」と笑顔で提案していた。