関ジャニ∞錦戸亮（34）が、グループから脱退し、9月末でジャニーズ事務所を退所することが5日、明らかになった。昨年から話し合いを重ね、今月3日に15周年ツアーを終えたタイミングで、公式ファンサイトで発表された。10月からは村上信五（37）横山裕（38）大倉忠義（34）丸山隆平（35）安田章大（34）の5人体制で活動していく。

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錦戸はファンサイトでメッセージをつづった。

「9月末日をもちまして、21年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました。僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」

ファンに感謝した上で「ジャニーさん、心からありがとう」と、7月9日に亡くなった事務所社長ジャニー喜多川さん（享年87）への感謝の言葉で締めた。

複数の関係者によると、錦戸は、昨年に渋谷すばる（37）がグループから脱退し、事務所を退所したこと、安田が17年に髄膜種で脳の良性腫瘍を摘出したことなどを受け、30代中盤となった人生や将来についてあらためて考えたという。メンバーやスタッフから何度も説得されたが、グループの存続などについても含めて方向性の違いは決定的で、脱退と退所を決意した。

今年春頃には既に脱退が決定的だった。一部で錦戸の脱退が報じられたこともあったが、メンバーたちの「（7月からの）15周年ライブまでは何があっても6人で走りきりたい」という思いからツアー終了まで発表を控えていたという。

今後、9月末までにイベントやテレビ番組などに出演する予定はない見込みで、錦戸の関ジャニ∞としてとしての活動は、今月3日の東京ドーム公演が最後になる。4日には、ジャニー喜多川さんのお別れの会にも出席していた。10月以降はソロで活動する。詳細は決まっていないという。

関ジャニ∞は02年に結成。04年のデビュー当時は8人組だった。06年に内博貴（32）が脱退。昨年渋谷が脱退、退所した。今後は5人体制で再出発する。

ファン人気も高く、渋谷脱退後はメインボーカルとしても活躍していた錦戸が抜ける穴は、大きい。村上は「最後のジャニーさんからの宿題」と苦境を表現する。今後は、主演舞台などで高い歌唱力を発揮している安田をはじめ5人が個々のパフォーマンス力をさらに磨き、フォローし合ってステージを作っていく。

関ジャニ∞にとって12年ぶりの全国都道府県ツアーを11月から開催することも発表した。多くのレギュラー番組を抱える村上をはじめ多忙なメンバーたちにとって、大きな挑戦となる。横山は「心機一転ね、もう一度やりましょうよ。僕らは『関ジャニ∞を頑張る』ということをするんです。挑戦です。それをファンの皆様が支えて、応援してくださったら幸いです」と言い切った。