稲垣吾郎(45)の主演舞台「君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~」(東京・日本青年館ホール、9月23日まで)のゲネプロを先日、取材した。

同舞台は12年、14年、16年と上演された稲垣主演の舞台「恋と音楽」シリーズの最新作。昨夏、京都劇場で上演されて作品をブラッシュアップ、満を持しての東京公演となった。昨年も京都で観劇しており、2回目となるが幕あいのショータイムがボリュームアップするなど楽しめた。

稲垣は同舞台で、「ちょっとダメな色男」を演じている。これまで何度も稲垣と一緒に仕事をしている劇作家の鈴木聡氏が稲垣が演じることを前提に作・演出していることから、まさにはまり役となっている。

稲垣の脇を固めるのは安寿ミラ(59)北村岳子(59)中島亜梨沙(36)という実力派の女優たちだ。安寿、北村という2人の年上女性と、年下の中島という組み合わせも絶妙のものを感じ、良質なエンターテインメント作品となっている。

ここ最近、囲み取材での稲垣の受け答えがツボを抑えていると関係者の間で話題になっている。客を魅了する舞台や演出するレストラン「BISTORO J_O」(ビストロ ジョー)とカフェ「J_O CAFE」(ジョー カフェ)を10月4日に東京・銀座にオープンさせるなど充実期を迎えているようだ。