女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の12日放送の第9話の視聴率が6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と13日、分かった。前回の5・7%より1・2ポイント、アップだった。

初回から8・4、7・4、8・2、5・8、6・0、5・4、6・7、5・7%だった。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査3課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

第9話では、華(深田)は、よりによって愛する桜庭和馬(瀬戸)に手錠をかけられ逮捕されてしまった。護送されるパトカーの中、華は和馬と愛を重ねた日々に思いをはせる。

和馬は無事に捜査一課への異動が決まる。だが和馬はこの異動に疑問を持っていた。そこで和馬は橋元エミリ(岸井ゆきの)と会う。そして元警視総監のエミリの祖父に今回の人事の裏に何かあるか聞き出してほしいと頼んだ。エミリは祖父と話などできないと和馬の依頼を断る。エミリは、交際してほしいと言う自分の願いに対する和馬の答えを聞くが、和馬は誰かを好きになることは2度とないと告げる。

1年後、三雲家のタワーマンションに、華の両親の尊(渡部篤郎)と悦子(小沢真珠)、兄の渉(栗原類)、祖母のマツ(どんぐり)が戻って来る。相変わらず同じマンションの住人たちから高級食材を盗む、泥棒ざんまいの家族たちだ。1年たてば“Lの一族”など世間は忘れてしまっていると、尊たちは余裕を持っている。

一方、1年前は華への思いから恋をあきらめようとしていた和馬は、なんとエミリと婚約し結婚式への準備を進めていた。また和馬は捜査1課で新たな事件捜査に乗り出す。飲食店で働く女性が2人連続で、3人組の男たちに連れ去られるという事件だった。捜査会議後、和馬は久しぶりに先輩の巻栄一(加藤諒)と会う。エミリと婚約したことに巻も驚きを隠せない。和馬は、なぜ自分がエミリに心を開くことになったのかを、巻に話し始める。