NHKは9日、都内で会見し、21年放送の大河ドラマが、日本資本主義の父と称される渋沢栄一を主人公にした「青天を衝(つ)け」に決まったと発表した。連続テレビ小説「なつぞら」で見せた好演とイケメンぶりでブレークした俳優吉沢亮(25)が主演を務める。

◆渋沢栄一(しぶさわ・えいいち) 1840年、埼玉の農家に生まれる。幕臣、明治新政府への仕官を経て実業家に転身。パリ留学で株式会社などについて学び、帰国後に日本初の銀行「第一国立銀行」設立に尽力。帝国ホテルや東京証券取引所など約500の企業と約600の社会公共事業にかかわり「日本資本主義の父」と称された。1931年、91歳で没。来年上半期に20年ぶりに刷新される新1万円札の肖像画になることが決まっている。