俳優オダギリジョー(43)が初監督した映画「ある船頭の話」が13日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

脚本も書き下ろしたオダギリは撮影中に心労で体重を5キロ減らした。「早く初日をという気持ちとちょっと待って欲しいという思いが交錯しています」。ベネチア映画祭に出品され「予想以上に歓声が大きかった。エンドロールの前で拍手が始まったけど、実はそこもしっかり見てほしかった」と海外での反響の良さに笑顔を見せた。

主演の柄本明(70)は「オダギリージョーは素晴らしい監督。志の高い作品です」と初挑戦をたたえた。共演の川島鈴遙(17)は「ワクワクドキドキしています」。村上虹郎(22)は「とても見栄えのする素晴らしいロケ地でしたけど、暑くて過酷。けが人も死人も出ずに完成して本当に良かった」と過酷な現場を振り返った。