女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の第10話が19日、放送される。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

第10話では、“Lの一族”に衝撃が走る。華(深田)の祖父、巌(麿赤兒)が死んだのだ。ニュースで流れた河川敷で発見された焼死体の立嶋雅夫は、父の尊(渡部篤郎)によると巌の偽装IDの名前だという。ショックを受ける華、そして信じようとしない母の悦子(小沢真珠)。マツ(どんぐり)も尊は簡単には死なないと言うのだが。

桜庭和馬(瀬戸康史)は焼死体事件の捜査に着手。すると、死体について新たな報告が入る。立嶋の直接の死因は鈍器のようなもので殴られたことで、焼かれたのはその後だった。つまり、立嶋は何者かに殺害されたことになる。

和馬は鈴木花という偽名をたどった必死の捜査で華と再会することが出来た。そして、河川敷の事件現場の近くに落ちていたと、1枚の写真を渡す。写っていたのは巌が身につけていた錠前ネックレス。華は和馬に礼を言い、これ以上自分たちに関わらない方が良いと立ち去った。

マンションに帰った華は、尊たちに写真を見せる。すると、尊とマツはネックレスが本物かどうか確かめると言い出した。巌の錠前はマツが同じくネックレスとして身につけている鍵で開くのだ。“Lの一族”は巌の錠前ネックレスを盗むため警視庁へと侵入することになる。

警察官に変装した華たちは兄の渉(栗原類)が作った虫型探査ロボットてんとう虫3号、華の幼なじみで世界を股に掛ける泥棒・円城寺輝(大貫勇輔)の力も借りて遺留品保管室に潜入してネックレスを盗むことに成功する。マンションに戻った華たちが、マツの鍵で錠前が開くか試してみる。