アマチュアボクシングで全日本女子選手権ミドル級4連覇のお笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(40)、フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成氏(32)が18日、大阪・森ノ宮の「COOL JAPAN PARK OSAKA」のTTホールで、スポーツミュージカル「energy~笑う筋肉~vol2」(11月1~10日、TTホール)の概要発表会見に出席した。

2人は同公演のスペシャルサポーターに就任。司会を務めたお笑いコンビ、男と女、市川から「愛のキューピッド」と紹介されたしずちゃんは「さっき紹介してもらったときにキューピッドが入っていて、キューピッドって経歴に入るんだって」と笑顔で話すと「今回もenergyに出ている方々のキューピッドになって、くっつけていきたいな」と笑わせた。

「energy~笑う筋肉~」は01年に誕生した「マッスルミュージカル」のパフォーマンスをさらに発展させ、名称を「スポーツミュージカル」に変更した。作・演出・振り付けは中村龍史氏が担当。ノンバーバル(せりふのない)公演の1つで、多彩な才能も持ったアスリートたちが表現者となり、自らの肉体をたたいてリズムを刻む「ボディースラップ」、足払いがダンスに変わる「柔タンゴ」、「ボクシングダンス」など、高い身体能力を駆使したパフォーマンスが披露される。

今年3月にTTホールで上演された公演が、バージョンアップされる。同公演を観劇した織田は「感動はもちろん、これだけ笑ったり、みんなで盛り上がることができる舞台は、energyだけです」と全力でのサポートを誓った。

全日本プロレスの3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)がプロレスラーとしては初めて「スポーツミュージカル」に出演する。会見に出席した宮原は「裸一貫で表現するのはプロレスもenergyも同じ。新人のつもりでがんばる」と意気込んだ。

最も自信のある筋肉の部位についての質問では、宮原は「背中ですね」と即答。実際に背中の筋肉を披露し「プロレスは投げる技が多いですからね」と不敵な笑みを浮かべた。織田は「足を使ってきた競技なので、太ももですね」。しずちゃんは「いまは筋肉があまりなくなってしまったので、自信があるのは、やっぱり右乳首ですね(笑い)」とオチをつけると、会場は笑いに包まれた。