MBSテレビ「歌ネタ王決定戦2019」の決勝が18日、大阪市内で行われ、ラニーノーズが優勝し、山田健人(30)と洲崎貴郁(31)が7代目の王者に輝き、賞金300万円を手にいれた。

ラニーノーズは16年の決勝最終ステージで、優勝したかまいたちと同点になった。同点の場合は、ファーストステージでの得点が高い方が勝つというルールになっており、2人は悔しい思いをしていた。洲崎は「かまいたちがずっと嫌いでした。今はハグしたいです」と喜んだ。

優勝の瞬間、山田は「3年前は悔しかったんで、本当にうれしいです。ギターをいっぱい買って、移動が大変なんで、各劇場に置きたいと思います」と喜んだ。

今年の1月から音曲漫才師としてネタを作り続けた。山田は「(方向性を)振り切って決めた方がいいかと。マネジャーがかわって、今年はそれでいこうと。神マネジャーにあたった」と感謝した。「活動を決めて正解だった。(音曲漫才は)ラッパハッパ師匠くらいで、師匠も認めてくれている」と話した。

最終ステージには、ラニーノーズのほかに、2位になった、ウクレレと電子楽器を使う「きつね」と、3位となった友近(46)・ゆりやんレトリィバァ(28)のコンビが進出した。山田は「最終はきつねとの一騎打ちだと思った」。洲崎は「どんでん返しがあると思ってしんどかった」と話した。

ラニーノーズはロックバンド「Runny Noize」としても活動している。大阪を中心に、東京や名古屋でライブを行っている。

今年のよしもと男前ランキングで、洲崎は5位、山田は13位にランクインした。洲崎は中学3年生のとき、母がジャニーズ事務所に応募した。「連絡はまだありません」と笑わせ「ジャニーズと共演したい。嵐のコンサートに2回行ったので、活動休止前に共演したい」と話した。好きなメンバーは櫻井翔(37)だという。