お笑いコンビ、ジャルジャルが19日、東京・丸の内で「丸の内ノーサイド酒場 presented by Tokyo Good Project」のオープニングイベントに出席した。

20日開幕のラグビーW杯、来年の東京五輪を控え、外国人が多く来日する中で「他人への思いやりや気づかい」「互いの健闘をたたえ合う」ことを考えることからノーサイド酒場が実現。メニューから後藤淳平(35)はノーサイ丼、福徳秀介(35)はノーサイドフライを試食した。

2人の出会いは高校のラグビー部。ラグビーの戦いが終わったら、敵も味方も区別なくたたえ合う「ノーサイド精神」について、バックスだった福徳は「当時、大工大付(常翔学園)と試合して130対0で負けた。それでも、試合が終われば握手してノーサイド」と振り返った。

ロックだった後藤は「20歳こえるまで、父親に散髪してもらっていました。それで、美容院行けない体になりました。オヤジが切りたいというので、500円もらって渋々切ってもらった。今、父親とノーサイドで和解して、美容院に行ってます」と話した。

20日から始まるラグビーW杯で注目する選手を聞かれると、福徳は「M-1グランプリに例えると、1人だけ名前を挙げると、他の芸人はなんなんだとなる。ここで1人を挙げると、他の14人がそういう思いをすると思うので言えない」。後藤は「田中選手」と、ベテランスクラムハーフの田中史朗(キャノン=34)を即答した。

日本代表への期待について、福徳は「M-1グランプリに例えると、優勝候補と言われてプレッシャーが掛かって眠れないこともある。僕が言って、選手が睡眠不足になるといけないので言えない」。W杯に興味がないのかと聞かれると「むちゃくちゃ注目しています。190センチ、100キロ超の人が100メートル12秒台で走ってぶつかる。すごいスポーツです」。後藤は「日常で起きたら事故ですよ」と話した。