元TBSアナウンサーでエッセイストの小島慶子(47)が、親による子どもへの体罰は必要だと意見を述べる人がいることに、「この発想なら『今どきの若者を鍛え直すには徴兵制もアリだと思うか?』に賛成する人も多そう」と危惧した。

小島は19日、ツイッターを更新。「ある番組の視聴者アンケートで『親による子どもへの体罰は必要だと思うか?』という趣旨の質問に『必要だと思う』と答えた人が60%もいたことに衝撃を受けました」と書き出し、「この発想なら『今どきの若者を鍛え直すには徴兵制もアリだと思うか?』に賛成する人も多そう。公共規律研修とかいかにもな呼び方にして」とつづった。

続けて「『公共規律研修だから、憲法18条にある苦役には当たらない。自分の国の平和と安全のために公共心を涵養するのが苦役なはずがないでしょう』と政治家が語れば、異を唱える人は愛国心に欠けるという烙印(らくいん)を押されて、議論することさえはばかられる空気になるでしょう。やろうと思えば条件は整っているよね…」と仮想し、「考えすぎ!飛躍してる笑笑 と言われるようなことでも、世の中なにが起きるかわからないから、まるで考えないでいるよりは、リアルに想像しておいたほうがいいと思うんだな。とくに子育て世代や若者は」とした。