NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインなつの幼なじみ、小畑雪次郎を演じて人気の俳優山田裕貴(29)が21日、東京・丸の内の「KITTE」で行われた、日本郵便のキャラクター「ぽすくま」の7歳のバースデイパーティーに出席した。

花束を持って登場した山田は、ぽすくまと対面すると「かわいい~ハート癒やされる~ハートこんなに~ハート」と思わず乙女チックにつぶやいて、「IKKOさんみたいになっちゃった」と苦笑い。

続いて熊本県のキャラクター、くまモンが登場して、ぽすくまに名産のナスとナシをプレゼント。くまモンの激しい動きに、山田は「こんなに動くんだ」とびっくり。「こんなに心がほっこりするイベントに出られて光栄です」と笑顔を見せた。

山田自身も18日に誕生日を迎えたばかり。「僕も7回目」とジョークをとばして、誕生日の抱負を「ラスト20代。応援してくださる皆様、一緒に仕事をする皆様にいい俳優であると思われること。そして、いい人間であること。毎年、そう思っています」。ぽすくまの縫いぐるみをプレゼントされると「飾って、癒やされます。京都の水族館で買ったオオサンショウウオの縫いぐるみがあるので、それと並べます」。

誕生日については「毎年、寂しくなる」。それでも、今年は前日の20日に「なつぞら」の共演者たちから祝ってもらった。「幸せが寂しさを超えていく。今年は温かかった。そういう年になったんだなと思います」。プレゼントをたくさんもらったが「いっぱい愛を感じた。マネジャーさんやスタッフが、僕の出番とかを集めたアルバムを作ってくれたり、『なつぞら』のメンバーが集まってくれた。プレゼントより、その思いにグッときた。それが最大のプレゼント」と話した。

29歳になって、やってみたいことは「写真(を撮ること)が好きなので写真展とかをやってみたい。あとはバンジージャンプとスカイダイビング。そして新しい役にチャレンジしていくことが続いていけば」。目指す俳優像について「まず、人として愛されなくちゃいけない。画(え)が浮かぶんです。死んだ時にニュースになる俳優。遺影で『イエ~イ』ってやってるおじいちゃん。それなのに、みんな泣いてる。いい俳優である前に、いい人間でなければ、そうはならない」と話した。

手紙については、11年前に上京する時に友人からもらった手紙を披露。「自転車のかごにポンと入れてあったんだけど、『お前なら、きっとできる』と書いてあります。お財布の中に入れて、いつも持っています」。手紙について「ネットの時代に、ちゃんと自分で書くという実感があるのでいいですね」。V6井ノ原快彦(43)とドラマで共演した時にはお礼の手紙を書いた。「新メンバーで、途中からの加入だったので『ありがとうございます』と書きました。これからも、手紙を書いていきたい。父親の口数が少ないんですが『いろいろあったけど、ここまでやれている。応援よろしくお願いします』って書こうかな」と話した。