演歌歌手福田こうへい(43)が21日、大阪・新歌舞伎座で、開場60周年を記念したコンサートを開催した。

福田は14年12月に同劇場に初登場し、座長公演やコンサートなど5年連続で同所の舞台に立つ。この日43歳を迎え「誕生日スタートの新歌舞伎座公演にお越しいただきありがとうございます」と笑顔であいさつ。続けて「34歳になりました(笑い)。今日から27日まで、短い期間と短い足ですが命を懸けて歌います」とジョークを飛ばし満員の会場を温めた。

ステージでは11月6日に発売される、北島三郎作詞作曲の最新曲「アイヤ子守歌」を披露した。岩手県出身、東北民謡で鍛えた福田の声が生きる楽曲で「以前から北島先生に曲を作ってもらいたいなと思っていたところ、今回念願かなって作っていただくことができました。レコーディングにも来てくださってほんとによくしてくれました。大切に歌っていきたいと思います」と感慨深げに話した。

また、来年10月に同所で1カ月の座長公演を行うと発表。初挑戦となる芝居とショーの2部構成となることも明かされた。

エンディングで福田は「皆さん、また来てね~」と東北訛りで呼び掛け、ファンに手を振った。コンサートは27日まで同所で行われる。