男性歌謡グループ、純烈の新連載「純烈の秋」が今日からスタートします。秋といえばスポーツや読書、食欲、学習など多くのことに適したシーズンです。メンバー4人にとっての秋はどんな季節なのでしょうか。貴重なオフショットとともに熱い思いを紹介します。初回はリーダー酒井一圭(44)の登場です。

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自分にとっての「スポーツ」といえば「競馬」です。人生を振り返ると、名馬たちの勇敢な走りが地響きを立てて脳裏を通り過ぎます。

おやじが大阪で単身赴任をしていた時、家族で中山競馬場に遊びに行ったんだよなぁ~。そうそう、あの日ディープインパクトが3冠馬になった。人生初のデートは中3の時で銀座で映画を2本見た。この日はオグリキャップが有馬記念を勝った。ラストランと大観衆のオグリコール。ナマ観戦をしたかったけど、中3で彼女と中山競馬場にはさすがに行けなかった…。こんな具合に、今やどうして好きなのかもわからなくなるほどの競馬漬けの人生になっています。

競馬は春夏秋冬365日、全国どこかの競馬場で開催されています。この間も熊本にいながら北海道・門別競馬の馬券をスマホで買い、ライブ配信を楽しみました。私個人の夢は馬主になることで、青春時代からずっと抱き続けている夢です。競馬がなかったら、純烈を結成することも間違いなくなかったのです。

北島三郎さんや前川清さんが馬主であることは以前から知っていました。2007年(平19)に右足を複雑骨折して緊急手術。リハビリしても今までのように歩けるか保証できない入院生活で、前川さんが夢に現れたことが純烈結成のキッカケになりました。潜在的なところで、馬主の夢を諦めたくない自分が前川さんを呼んじゃったんじゃないか。仮説ですがそんな気もするんです。

東京競馬場が近いからという理由で府中に住んでいるのに、忙しい毎日でなかなか足を運べない昨今です。が、すべては今年も大みそかの大一番、紅白歌合戦に連続出場をするために頑張っています。令和元年も残り約100日。サラブレッドたちに負けないように俺も駆け抜けます!