TBS佐々木卓社長が25日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、同局バラエティー「消えた天才」(日曜午後8時)の過剰演出と、「クレイジージャーニー」(水曜午後11時56分)の不適切な演出について「あってはならないこと。深くおわびしたいと思います」と謝罪した。17日に緊急の全社員集会を開いたとし、「再発防止に取り組んでいきたい」と述べた。両番組とも現在、調査を進めている段階だという。

「クレイジー-」は爬虫(はちゅう)類ハンターの加藤英明氏がメキシコに生息する珍しい生物を捕獲する企画で、紹介した6種類中、4種類が加藤氏の知らないところでスタッフが用意したものだったと同局は発表していた。しかし、今日26日発売の「週刊新潮」が、加藤氏が事前に知っていたと報じている。この件について、編成担当の伊佐野英樹取締役は「調査途中ですので、全てが確認された段階で発表させていただきたい」。関係者によると、加藤氏が事前に知っていた事実は確認されていないという。