タレントで女優の大原優乃が、今日8日に20歳の誕生日を迎えた。2冊目の写真集「吐息」(11日発売、集英社)では、初の下着ショットに挑戦するなど、新たな一面を見せつつ、女優としてもさらなる飛躍を目指す。このほど、日刊スポーツのインタビューに応じ、20歳になる思いも語った。

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「吐息」は、10代最後の年を追い続けた1冊だ。昨年4月から3回に分けて、地元鹿児島などで撮影した。

「私が生きてきた場所で、『自分とは何か?』と見返しながら、素の部分を見せられました。動物園とか駄菓子店さんとか、自分のお気に入りの場所にも行ったので、(スタッフらの)ツアーガイドになった気分でした(笑い)」

3回に分かれた撮影の合間には、パーソナルトレーニングも開始した。

「表情とかはもちろんですが、写真集は撮影した順番になっているので、体の変化も感じてもらえると思います」

今回の写真集では、初めて本格的な下着姿にも挑戦。桑島智輝氏による撮影で、事前に「自分とは何か?」を考える課題を与えられたという。

「印象的だったのは、撮影の前に10分くらい部屋で1人になって、その後に桑島さんと2人きりで撮ったことです。その10分間で、陽気なイメージを持たれることが多いんですけど、ネガティブな一面もあって、そんな部分も見せようと思いました。桑島さんのシャッター音から撮影が始まって、そこからいろいろな感情が出てきました。さみしい涙から、だんだんと桑島さんのシャッターを切るスピードが変わって、カメラ越しに口角がだんだん上がっていくのが分かって、少しずつ温かい空気に変わっていって、最後はホッとした涙になりました」

自らをさらけ出したことで、「本気になれた写真集になったと思います」という自信作に仕上がった。

10歳の時にDream5の一員としてデビューした。14年に「ようかい体操第一」でブレークし、NHK紅白歌合戦にも出場。順風満帆だったが、16年末にグループとしての活動が終了した。

「ダンサーとして7~8年やってきて、これからダンスで食べていきたいと考えていた時に活動が終了してしまって…」

ソロとして再出発することになるも、半年間近く仕事がない時期を経験した。

「焦りも感じられないくらい危機感がありました。何かに挑戦しないと、このまま終わってしまうと…」。

そんな時、自らグラビア挑戦を決意した。

「グループの時は自分の体にコンプレックスがあったんですけど、いつかポジティブに考えられるようになるといいねと、当時からスタッフさんとは話していたんです」

グラビアデビューすると、Fカップボディーを武器に、瞬く間に各誌からひっぱりだこに。昨年は最も表紙を飾った「カバーガール大賞」を受賞するまでになった。

女優としても活動を徐々に本格化させ、今年に入って日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や、映画「4月の君、スピカ。」に出演した。

「これまでは、周りが思う私のイメージに近い役をいただくことが多いのですが、これからはイメージに違う役にも挑戦してみたいです。自分と正反対だと…金髪とかにしてみたいです」

20歳を迎えるが「早く大人になりたくてしょうがなかったんです」という。

「10歳でこの世界に入って、礼儀とかいろいろ教えていただいて、恩返しのスタートラインだと思っているんです。これまでは発言する前とかも考え込んでしまうタイプだったんですけど、自分の喜怒哀楽を出せる人ってすてきだと思うので、引き出しを増やしていきたいですし、自分らしくいられる人間になりたいです」

休日の過ごし方も変えていきたいという。

「これまでの休日は寝だめして、トレーニングに行って…くらいしかしてなくて、非日常的なアクティブなことをしたいなって(笑い)。旅行に行ったり、英会話を習ったり、生け花をしたり…。永野芽郁ちゃんとご飯に行っても、いろいろ考えている人だけど、素直でかっこよくて、尊敬していて、よく相談もしてます」

お酒も解禁になるが…

「20歳になるのは楽しみなんですけど、唯一、あまり楽しみにしていないことです(笑い)。父は強くて、母は弱いんですけど…。どうなんですかね。私はジュースでいいです(笑い)」

 

◆大原優乃(おおはら・ゆうの)1999年(平11)10月8日、鹿児島県生まれ。09年にDream5の一員としてデビュー。14年に「ようかい体操第一」でブレークし、NHK紅白歌合戦にも出演。17年から、Fカップボディーを武器にグラビアで活躍。今年、日本テレビ系ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や、映画「4月の君、スピカ。」など出演。154センチ。血液型A。