演歌歌手真木柚布子(61)が8日、渋谷区の渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールでコンサートを開催した。芝居と歌謡ショーの2部構成。

1部は「『藍染の高尾』~紺屋高尾には語られていないストーリーがあった…~」と名付けた講談語りと芝居で一人6役をこなした。「1時間、出ずっぱりというのは集中力だけなんですね。せりふもすべてしっかり覚えていますが、どこかでふっと飛んだりして、そこが一番大変でしたが、とにかくいろんなことに挑戦していかなければ飽きられてしまう。皆さまに期待をもって来ていただけるようなコンサートにしたいという思いでやらせていただきました」。

第2部の歌謡ショーは「皆さんに楽しんでいただける、そんな歌謡ショーにしたい」と笑顔であいさつし、「大阪ドドンパ」「酒とバラ」「北の浜唄」や新曲「春が咲く」など17曲を熱唱。途中で、今年8月に三味線の名取を取得して以来、初めてファンに三味線を披露した。

30周年を振り返ると「デビューから30年。でも、これからの30年は、今までの30年とは違います。そろそろ私も還暦を一つ超えまして(笑い)、これからは1年1年を大事に生きながら、声が続く限り歌っていきたい」と誓っていた。